こんにちは、しゃり農園です。 風が心地よく、日差しもすっかり暖かくなった春の畑。我が家の畑でも、冬越しをした野菜たちが本格的な成長期を迎えています。
今回は、現在しゃり農園で育てている「いちご」「ジャガイモ」「玉ねぎ」の成長記録と、この時期に気をつけているお世話のポイント、そして失敗から学んだ対策についてまとめました。家庭菜園を楽しんでいる方の参考になれば嬉しいです!
🍓 いちご|ランナー取りと人工授粉で収穫量アップを目指す!
昨年の秋に植え付けたいちごが、冬の寒さを乗り越えて一気に葉を広げ始めました。可愛らしい白い花も次々と咲き乱れ、いよいよ収穫への期待が高まります。
しかし、ただ放っておけば甘いいちごがたくさん採れる…というわけにはいきません。春のいちご栽培で私が痛感した、2つの重要なお世話ポイントをご紹介します。
1. ランナー(つる)の処理はこまめに!
春になると、いちごの株元から「ランナー」と呼ばれる細長いつるが、まるで触手のように四方八方へ勢いよく伸びてきます。 初年度の私は、「なんだか元気だし、このままにしておけば株が増えるかも!」と放置して大失敗しました。ランナーを伸ばしっぱなしにすると、株の栄養がすべてそちらに取られてしまい、肝心の実が小さくなったり、最悪の場合は実がつかなかったりするのです。
- しゃり農園の対策: 今は畑に行くたびに株元をチェックし、伸びてきたランナーは見つけ次第、ハサミで根元からチョキンと切り落としています。栄養を花と実に集中させるのが、大きくて甘いいちごを育てる一番の近道です。
2. 花が咲いたら人工授粉をサポート
露地栽培(外の畑)なので、基本的にはミツバチなどの虫たちが受粉を手伝ってくれます。しかし、風が強かったり虫が少ない日が続いたりすると、受粉がうまくいかず、形がいびつな実(奇形果)になってしまうことがありました。
しゃり農園の対策: 綺麗な形のいちごを確実に収穫するため、100円ショップで買った習字用の柔らかい筆を使って、花の中心を優しく撫でるように「人工授粉」を行っています。とくに開花初期の大きな花は、良い実になりやすいので念入りに筆で撫でています。

🥔 ジャガイモ|芽かきと土寄せが豊作の鍵
3月に植え付けたジャガイモ(男爵とメークイン)も、しっかり発芽して青々とした葉を広げています。ジャガイモ栽培は比較的初心者向けと言われますが、この「発芽後」のタイミングでの作業が、最終的な収穫量とサイズを大きく左右します。
芽かき(間引き)で栄養を集中させる
1つの種芋から、元気な芽が5本も6本も出てくることがあります。「たくさん芽が出た=たくさんイモができる!」と思いがちですが、これもいちごのランナーと同じで罠です。 すべての芽を育ててしまうと、栄養が分散して「パチンコ玉のような小さなイモ」しか採れなくなってしまいます。
しゃり農園の対策: 芽が10〜15cmほどに成長したタイミングで、太くて元気な芽を「2〜3本」だけ残し、細い芽や弱い芽は根元から引き抜きます(芽かき)。 この時、力任せに引っ張ると地中の種芋ごと抜けてしまうという悲劇が起こります(過去に経験済みです…)。片手で株元の土をしっかり押さえ、もう一方の手で斜め横に引き抜くのがコツです。
土寄せで「緑化」を防ぐ
ジャガイモは、種芋より「上」に新しいイモができます。そのため、成長に合わせて株元に土を盛ってあげる(土寄せ)作業が必須です。 以前、土寄せをサボった結果、成長したイモが地表に顔を出してしまい、太陽の光を浴びて緑色になってしまいました。(※緑化したジャガイモにはソラニンという毒素が含まれるため食べられません)。
しゃり農園の対策: 芽かきのタイミングで1回目の土寄せ(株元に土を5cmほど寄せる)を行い、さらに蕾がつく頃に2回目の土寄せを行っています。同時に雑草も抜けるので一石二鳥です。

🧅 玉ねぎ|収穫前のラストスパートと追肥の注意点
昨年の11月に植え付けた玉ねぎ。厳しい冬を越え、葉の枚数も増えて、根元の部分(玉)が少しずつふっくらしてきました。収穫の5月〜6月に向けて、ここからがラストスパートです。
春先の追肥はタイミングが命
玉ねぎを大きく育てるためには、春先の追肥(追加の肥料)が欠かせません。我が家では、2月下旬から3月上旬にかけて、化成肥料を株元にパラパラと撒いています。
しかし、ここで最大の注意点があります。「もっと大きくしたい!」と欲張って、4月以降に肥料を与えてしまう(遅効き)のは厳禁です。
- 失敗から学んだこと: 過去に、4月下旬に「最後のひと押し」とばかりに肥料をあげたところ、収穫した玉ねぎがうまく乾燥せず、保存中に首のところから腐ってしまいました。肥料(窒素)が遅くまで残っていると、保存性が著しく落ちてしまうのです。 しゃり農園では「追肥は3月中旬まで!」と固くルールを決めています。
病害虫パトロールを強化
春になって暖かくなると、人間だけでなく虫たちも活動を始めます。とくに「アザミウマ」という小さな虫が玉ねぎの葉につくと、白い斑点ができて成長が止まってしまいます。 畑に行くたびに、葉の付け根あたりをじっと観察し、虫の被害がないか、病気(べと病など)が出ていないかパトロールを欠かしません。

💡 まとめ|春の畑は「選択と集中」が大切
いちご、ジャガイモ、玉ねぎと、それぞれのお世話についてご紹介しました。
春の畑作業を振り返ってみると、
- いちごのランナー取り
- ジャガイモの芽かき
どちらも「無駄な成長を抑え、本当に実らせたい部分に栄養を集中させる」という共通点があることに気づきました。人間も植物も、あれもこれもと欲張らず、「選択と集中」が大切なのかもしれませんね。
これから気温が上がると、雑草との戦いも本格化します。美味しい野菜の収穫を目指して、引き続きしゃり農園での作業を楽しんでいきたいと思います!
同じように家庭菜園を楽しんでいる方の参考になれば幸いです。一緒に春の畑作業、頑張りましょう🌱

