こんにちは、しゃり農園です。 11月に入り、朝晩の冷え込みが少しずつ厳しくなってきました。我が家の畑でも、夏野菜の片付けが完全に終わり、いよいよ秋冬野菜の本格的なお世話のシーズンに突入しています。
今回は、来年の初夏に向けて仕込む「玉ねぎの植え付け」の様子と、この時期にどうしても避けては通れない「キャベツと白菜の害虫対策」について、しゃり農園でのリアルな格闘の記録をご紹介します。家庭菜園で同じように虫に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
🧅 来年のメインイベント!玉ねぎの植え付け手順
玉ねぎは、植え付けてから収穫するまで約半年もかかる、非常に栽培期間の長い野菜です。それだけに、最初の「植え付け」をいかに丁寧に行うかが、来年の収穫を大きく左右します。
しゃり農園では、毎年ホームセンターで苗を購入して植え付けています。今年も苗を購入し植え付けることにしました。
植え付け前の準備と土づくり
玉ねぎは酸性の土を嫌うため、植え付けの2週間前には苦土石灰(くどせっかい)を撒いて土の酸度を調整しました。その後、牛ふん堆肥と化成肥料をすき込み、しっかりと耕してフカフカの畝(うね)を作ります。
そして、玉ねぎ栽培に欠かせないのが「黒マルチ(穴あき)」です。 過去にマルチなしで育てたこともあるのですが、春先の雑草取りが地獄のように大変だったのと、土の温度が上がらず成長が遅れてしまった苦い経験から、今では必ず黒マルチを張るようにしています。
しゃり農園流・玉ねぎ苗の植え付けのコツ
準備した畝のマルチの穴に、いよいよ苗を植え付けていきます。私が植え付けの際に気をつけているポイントは以下の3つです。
- 苗の選び方: 鉛筆くらいの太さ(直径7〜8mm程度)の苗を選ぶようにしています。これより太すぎると春に「トウ立ち(花が咲いてしまうこと)」しやすく、細すぎると冬の寒さに耐えられずに枯れてしまうからです。
- 植える深さは「浅植え」で!: これが一番重要です。玉ねぎの白い部分が土に少し隠れる程度(約2〜3cm)の深さに植えます。深く植えすぎると、成長して玉が太るスペースがなくなり、縦長の小さな玉ねぎになってしまいます。
- 根元をしっかり鎮圧: 植え付けた後は、苗の周りの土を指でキュッと押さえて(鎮圧して)、根と土を密着させます。これで冬の冷たい風に吹かれても、苗が倒れたり抜けたりしにくくなります。

植え付けは腰にきましたが、綺麗に並んだ苗を見ると達成感があります!無事に根付いて(活着して)、冬を越してくれることを祈るばかりです。けました。
シンプルな作業ですが、植え方ひとつで収穫サイズが大きく変わる重要な工程です。
🐛 キャベツと白菜を狙う厄介な訪問者たち
さて、玉ねぎの植え付けという大仕事が終わって一息つきたいところですが、畑には別の問題が発生しています。9月に植え付けたキャベツと白菜が、害虫たちの格好の標的になっているのです。
よく見る害虫とその被害
無農薬(または減農薬)で育てているしゃり農園では、毎日が虫との戦いです。この時期、とくに厄介なのが以下のメンバーです。
- アオムシ(モンシロチョウの幼虫): キャベツの葉をモリモリと食べ進め、放っておくと葉脈だけを残して丸裸にされてしまいます。
- ヨトウムシ(夜盗虫): 昼間は土の中に隠れていて、夜になると出てきて葉を食い荒らす、非常に厄介な存在です。
- ダイコンサルハムシ: 黒くて小さな甲虫で、触るとポロっと土に落ちて死んだふりをします。白菜の葉に無数の小さな穴を開けてしまいます。
(ここに虫に食われたキャベツや白菜の葉の写真を挿入)
悔しい!防虫ネットの隙間からの侵入
もちろん、植え付け直後からしっかりと「防虫ネット」は張っていました。しかし、水やりのために裾を少し開けた時の数分の隙を突かれたのか、あるいはネットの裾の土寄せが甘く、地面の隙間から侵入されたのか…。
気がついた時には、ネットの中でモンシロチョウが優雅に舞っていた時の絶望感と言ったらありません(苦笑)。防虫ネットは「完璧なバリア」ではなく、「被害を最小限に抑えるためのフィルター」くらいに思っておいた方が良いと痛感しました。
⚔️ しゃり農園の害虫対策(実践編)
被害をこれ以上広げないために、現在しゃり農園で行っている害虫対策をご紹介します。
1. 究極の対策「テデトール(手で取る)」
アナログですが、これが一番確実です。畑に行くたびにネットを開け、葉の表と裏、そして株の根元(ヨトウムシが隠れやすい場所)をくまなくチェックし、見つけ次第、手で捕殺しています。 最初は抵抗がありましたが、自分が手塩にかけて育てた野菜を守るためなら、人間は強くなれるものです。
2. コンパニオンプランツの活用
少しでも虫を遠ざける工夫として、キャベツの畝の間に「マリーゴールド」や「レタス(キク科)」を混植しています。これらの植物が放つ独特の香りを、モンシロチョウなどの害虫が嫌がると言われているからです(コンパニオンプランツ効果)。 劇的な効果はありませんが、被害を散らすという意味で一定の効果は感じています。
3. 天然成分の忌避剤(きひざい)を試す
農薬は使いたくないので、お酢や木酢液を薄めたものをスプレー容器に入れ、葉にシュッシュッと吹きかけています。匂いで虫を寄せ付けないようにする予防策です。効果が持続しないので、雨上がりなどこまめな散布が必要です。
🌱 まとめ|冬野菜の収穫を目指して
今回は、玉ねぎの植え付けと、秋冬野菜の害虫対策についてお伝えしました。
- 玉ねぎは「浅植え」と「鎮圧」でしっかり根付かせる!
- 防虫ネットを過信せず、日々の観察が何より大切。
- 虫との戦いは「見つけて捕殺」が基本。予防策も組み合わせて被害を最小限に。
家庭菜園をやっていると、「虫に食べられるのは美味しくて安全な証拠」とポジティブに捉えるべきか、「いやいや、私が食べる分がなくなる!」と嘆くべきか、いつも葛藤します(笑)。
しかし、冷たい風の中で少しずつ葉を巻き始めているキャベツや白菜を見ると、その生命力に愛おしさすら感じます。虫たちと適度に戦い、適度にシェア(?)しながら、美味しい冬野菜の収穫を目指して引き続きお世話を頑張りたいと思います。
同じように害虫と戦っている皆さん、一緒に冬の収穫まで乗り切りましょう!🌿

